①巻末のボキャブラリーを、発音しながら覚える
この教科書にはQRコードがページ上に配置されています。QRコードをスマホで読み取ると紙面と同じページが現れて、イラストをクリックするとネィティブイングリッシュスピーカー(米)の音声で読み上げてくれます。
英語は教えてあげたいけど、自分の発音でいいのかな?と迷われている保護者の方でもこれなら安心ですね。
↓こちらがスマホで読み取った画面です。
・Point and Say the Word クイズ
では一通り単語の発音や意味を確認したら、クイズをしてみましょう。
【保護者】スマホ上のイラストをランダムに押す
【子ども】その音声を聞いて、教科書上で該当するイラストを素早く見つけて、指さしながら英語で発音する
とても単純ですが、これが意外と盛り上がります。
スピードを求められると集中力も増します。
慣れてきたら、「5秒以内に答える」「制限時間内に10個答えられたら、チョコやガムが1粒もらえる」などとしてもいいですね。
②アルファベットの練習
アルファベットの学習は小学校では3年生の時に行います。また、3、4年生では英語は教科ではないものの必修科目なので英語の時間でもアルファベットは練習します。3年では大文字、4年では小文字の習得をすることになっていますので、5年生以降はアルファベットは大・小文字ともに読めるし書けるのが大前提であってほしいところです。
教科書の巻末にはアルファベット表がついていますので、それを見ながら、休校中にカンペキに書けるようにしましょう。
小学校で教えていた時によく見かけた間違いは以下の三点。
・M(m)とN(n)を混同する。
・NとSが鏡文字になる。
・b と dの向きを間違う。
大人から見ると、「えー、そんな間違いする?」みたいな間違いですが、それだけアルファベットを普段の生活で使うことがないし見かけていないだけなので、優しく教えてあげてください。
そして、この教科書でも使われている英語を書くための4本の線(4線)、よく見てみると・・・
保護者世代がなじみのある4線とはちょっと違うのがわかりますか?
二段目がちょっと太いんです!
カーブした部分がある小文字は、この二段目にうまくおさめる必要があるので書きやすいようにこの段が太くなっています。
小文字はこれで書きやすくなると思うのですが、大文字の"A"は横棒を二番目の線上でなく、二番目と三番目の間にひくことになります。その点だけ注意すればOK。
海外でもこの4線が採用されている国があると聞いています。日本でもすべての小学生(中学年以上)が英語を学ぶにあたり、どの子も抵抗なく書けるようための工夫だそうです。
以上、この新型コロナウィルス対応のための休校中でもできる、教科書を使ったお家英語の活用のコツでした。
さて、ニュースを見ていると、この休校の時期に「オンライン授業」をしている学校も良く紹介されています。
もしお子さんの通う小学校が、「オンライン授業」をして「ない」状況だったとしても、そこは文科省や自治体が今頑張ってくれているところだと信じて、とりあえずは手元に「ある」教科書に目を向けてみるのはいかがでしょうか?
私は趣味で英語教材をマニア的にたくさん集めてしまうのですが(笑)、どの教材と比較してもこの小学校英語の教科書はとてもよくできていると思います。大いに活用しましょう!
繰り返しますが、新学習指導要領では、小学校高学年の2年間で学習する語彙数は600〜700語程度。
従来の中学生が3年間で学習してきた量の約半分です。
今から自宅で少しづつ取り組み、準備しておくと学校再開もますます楽しみになりますね!