プライベートレッスン受講の大人の方からのご質問。
職場で新たな業務のオファーがあったそうです。
それを受けるかどうか、という話をしており、「もし、私が断ったら、、、先生、【断る】ってこの場合どう言ったらいいでしょう?」とのご質問がありました。
「断る」を辞書でひくと"refuse""reject""dismiss""turn down"あたりの単語や熟語が出てきます。
しかし、生徒さんの前後の話の流れから推察すると、どれもちょっと強い表現に思われました。
ですので、"If I don't take the offer,"と言うのはどうか、とお伝えしました。
非常にシンプル。
大人の方が英会話の時に、つと立ち止まってしまいがちになる背景には、
日本語の直訳を探そうとすることが一つ上げられると思います。
ゆっくりと時間をとって行う学習時間に、言いたいことと同義の英語表現をじっくり探すことはとても良いのですが、
ある程度のテンポでやりとりをする「英会話」のシチュエーションでこれにこだわると、
「言いたいことがすぐに英語で言えない!」となり、自己嫌悪に陥ってしまいがちです。
ですので、言いたい日本語の英語表現がパッと思いつかない、もしくは「ちょっと意味が強すぎる」と思った時には、
「否定形」をつかいましょう。
この会話の場合ですと、"take an(the) offer(申し出を受ける)"の前に"don't"を置くだけ。
これならできそうな気がしませんか。
思い切って、”If I say No," でも全くOK(^^)
アメリカの幼稚園でお仕事していた時に、子どもたちがこういうのをよく聞きました。
"I don't like it!"
「嫌い!」「やだ!」、もしくは、ある行為にたいして「やめて!」という時に使います。
「嫌い」にあたる言葉は"dislike""detest"などたくさんあるのですが、シンプルに「好き」を「否定」するだけ。
大人の会話でも、"I don't like〜."で嫌いなものや苦手なものを伝えるのは非常に一般的です。
言いたい表現が見つからない時は、その逆の意味を「否定形」にしてみる。
そんな風に柔軟に言葉を紡ぐ姿勢を普段から心がけておくと、英会話がもっとつながるようになりますよ。